エミュレータの動作に必要な要件(MMX・SSE・AVX)をCPU-Zで確認しよう
エミュレータの動作環境に必要な要件としてMMXだとかSSEみたいな単語が書かれている場合がありますが、それってどこを見たらわかるのん?という方もみえるのではないかと思います。
そこで当エントリーではフリーソフトのCPU-Zを利用した確認方法を紹介します。
CPU-Zのダウンロード
まずは公式サイトのダウンロードページから。
わざわざセットアップするほどでも無いので、ZIP・ENGLISHでいいでしょう。
右側にカスタム版という見た目がちょっとカッコいいバージョンもありますが、日本語化して使用するつもりならパッチの対応が遅れたり作成されない場合も考えられるので通常版にしておいた方が無難かと思います。あと、背景が黒いので視認性も良くない感じ?
ダウンロードが済んだらcpu-z_x.xx-en.zip(x.xxはバージョン)を任意のフォルダに展開します。
cpuz.ini cpuz_readme.txt cpuz_x32.exe cpuz_x64.exe
大したサイズでは無いのでx32とx64の両方置いといても問題は無いですが、使用しているPCに合わせて必要な方だけ残しておけばもう一方は削除しても構いません。
自分の使っているPCがどちらかわからない場合は、とりあえずx32の方を実行して一番右にあるaboutタブを開くと、画面の中央付近にWindowsのバージョンが表示されるので確認してみて下さい。
CPU-Zの日本語化
日本語化パッチはこちらのページで配布されています。(更新が止まっていて最新バージョンがなかったら潔く諦めましょう、英語のままでもそこまで難しくないと思いますのでね?)
ダウンロードしてきたzipファイルを展開すると以下のような構成になっています。
en ├ 32bit.EXE └ 64bit.EXE setup-en └ インストール版用のパッチファイル readme.txt
先ほど説明したようにZIP・ENGLISHからダウンロードした場合は、enフォルダの中からx32かx64の日本語化したい方のファイルをcpu-z本体と同じフォルダに放り込んで実行するだけです。
SETUP・ENGLISHからダウンロードしてきた場合は、setup-enフォルダの中にも同様にパッチファイルがいくつか入っているので、該当するものを選択して使用すればOKです。
何かわからないところがあったり、うまくいかないようであれば日本語化パッチに添付されているreadme.txtを参照してみて下さい。
日本語化パッチ ビフォーアフター
左が日本語化パッチの適用前で右が適用後です。
元々は作業用のPCなんでスペックが貧弱なのはスルーでお願いしたい…むしろこんなんでも思った以上に動くもんなのね?というのは誰よりも私自身が一番感じてる事だったりします。
あとは当エントリーのタイトルにあるようにMMX・SSE・AVXとかそういうのを調べる方法についてですが、実は既に今の画面にちゃっかり表示されています。
この画面に表示されている項目で、エミュレータを使用する上で知っておいた方がいい情報は
- CPUの型番
- 対応している命令(MMX・SSE・AVXなど)
- コア・スレッド数
この辺になるでしょうか。
PCのスペックを把握しておきましょう
CPU-Zの起動時に開いているタブ以外にもメモリやマザーボードの情報、簡単なベンチなんかもあるので色々とチェックしてみると良いでしょう。OpenGLのバージョンやVulkanのサポートに関してなど、このCPU-Zではわからない部分に関してはこちらのエントリーが参考になれば幸いです。