Citraベースの新しい3DSエミュ vvctre
3DSエミュ Citraの非公式版という事で当サイトでも紹介していたValentin Vanelslande氏のビルドですが、現在ではCitraをベースとした新しい3DSエミュレータのvvctreとしてリニューアルされています。
リリース当初はGUIが無かったので正直これは厳しいかしら…と思いましたが、いつ頃のバージョンからか少しクセはあるものの独自のGUIが実装されていたのでここらであらためて紹介してみたいと思います。
2020/04/04 追記
少し前のバージョンからメニューが起動時に表示されるようになったりユーザーフォルダが指定出来るようになったりと短期間で細かい部分が色々と変わっているので、当エントリーの内容と最新バージョンでは仕様が異なる場合があります。
vvctreのダウンロード
vvctreはこちらのGitHubからダウンロード出来ます。
公式版Citraとの違い
詳しくは先ほどのGitHubを見ていただいた方が確実ですがざっくりいってみましょう。
ユーザーフォルダの保存場所
基本的にはCitraと同様ですがvvctreというフォルダに作成されるのでCitraとシステムファイルを共有する事は出来ないように思います。
vvctre本体と同じ場所にユーザーフォルダを配置したい場合は、userという名前の空フォルダを作成してからvvctreを起動します。
メニューは中クリックで表示
メニューは一見無いように見えますが、マウスの中クリックで表示されます。(当エントリーのアイキャッチ画像がそれです)
メニューの各項目に関してはvvctre独自の追加機能以外はCitraとほぼ共通なので特に迷う事は無いと思いますが、日本語化出来ないのは残念な方もみえるかと。
ただ、設定が残らないので毎回初期状態に戻っちゃうような…
テキストが折り返して表示されるとメニューに被って操作しにくくなるので、メニューを開いて設定を変更する場合はウィンドウをある程度大きく引き伸ばしておいた方がやり易いです。
削除された機能
箇条書きにしてあったのを翻訳につっこんだだけですが。
- システムカメラのサポート
- FFmpeg AACデコーダ(WMFとFDKの方が使いやすい)
- ビデオダンパー(非常に遅い)
- オーディオストレッチ設定(無効にするとオーディオ速度を変更してもオーディオは正しく動作しません)
という事らしいです。
公式版のCitraと使い分けで
非公式版が出た当時は公式版に比べて高速だったり起動しないゲームが起動したりで私も非公式版を推していましたが、今ではどちらも一長一短ありという感じなので用途やゲームによって使い分けるのがやはりベストと言えるでしょうか。
まぁそれ言っちゃうとどのエミュレータもそうなんですけどね?