【3DSエミュ】Citraのウィンドウサイズを固定する方法
現状ウィンドウサイズを調整する方法が枠をちまちま引っ張りつつスクショを撮っては微調整を繰り返すしか無いのが悩ましいところです…せめて数値で指定出来ればいいんですけどね?
Single Window Modeではウィンドウサイズが毎回リセットされない代わりにタイトルバーとメニューバーがキャプチャーのジャマになるし、 Single Window Modeじゃない時は毎回ウィンドウサイズがリセットされるという…そんなわけでこれを何とかして毎回同じウィンドウサイズに固定出来るようにしてみたいと思います。
当エントリーは過去記事をそのまま移行したのでかなーり古い内容となっています。現在の状況と照らし合わせて再検証した後、加筆・修正など行う予定ですのでしばらくお待ちいただきたい。
それ用のフリーソフトを入れてみる
そんなわけで、ウィンドウサイズ調整用のフリーソフトに頼る事にします。同様の機能を持ったソフトは他にもありましたが、一番使い勝手が良さそうなこのソフトをセレクトしてみましたよ? ダウンロードはVectorからでいいでしょう、現時点での最新バージョンは2.4になります。
Citraのウィンドウサイズを固定する方法
それではその設定方法について書いてみたいと思います。
Kaciy Window Operationを起動する
ダウンロードしたzipファイルを適当な場所に解凍したらまずは起動して下さい。今回のエントリーで説明する範囲では、このソフト自体の設定は特にイジる必要は無いと思いますので、その辺りは後からお好みでどうぞ。 ここからコチラのソフトとCitraとで画面を入れ替えながらの作業になります。
Citraで適当なゲームを起動する
ひとまず今回のテーマに沿って、メニューバーのView > Single Window Modeにチェックが入っている場合は外してから何か適当にゲームを起動して下さい。 起動する度にこの小さいサイズの画面になっちゃうんですよねぇ…ちなみにこの画像は縮小していない実際のサイズになります。
Kaciy Window Operationの設定方法
大きい+ボタンを押して追加登録用のウィンドウを開きます。画面は既にBleeding Edge用の設定が終わったところなので、次はNightly Buildで設定してみたいと思います。
ウィンドウ情報取得ボタンを押すと以下のようなダイアログが出ます。
OKボタンを押してから先ほど起動しておいたCitraのゲーム画面が表示されているウィンドウをアクティブにして少し待ちます。5秒もあるのでさすがに間に合うと思いますが、失敗したら成功するまで頑張ってみて下さい。
赤枠内に自動で設定された内容がCitraっぽい事を確認したら各項目の設定に入りましょう。
登録名
使用する本人さえわかれば何でもOKですが、後で修正しようと思った時に何のアプリの設定だったか確実にわかる名前にしておいた方が無難です。とりあえずここではCitra Nightlyとしました。
タイトル名
処理するウィンドウのタイトル名はこのままにしておくとCitraのバージョンアップの度に再設定が必要になりそうなので、Citra以下の部分を削って更にその下のプルダウンメニューから完全一致を部分一致に変更した方が良いような気がします。 そうすると今度は「Citra~」で始まる名前のウィンドウ全てにこれから設定する内容が適用されてしまう事になるんですが…ちょっとここでそこら辺の話を。
実は今回の設定中に気付いたんですが、そもそも起動直後のいわゆるランチャー画面と切り離した時のゲーム画面のウィンドウが全く同じ名前で生成されるので、完全一致だろうが部分一致だろうがどんな設定にしても結局どちらのウィンドウもリサイズの対象となるようです。 つまりSingle Window Modeにチェックが入っている時もこの設定が効いてしまうので、Single Window ModeでCitraを利用する際はこのウィンドウサイズ変更ソフトを無効にしておくか、もう一つ設定を作成して切り替えて使う必要が出てきます。ちなみに両者に差が出る部分はメニューバーの高さだけになるかと…この辺はいまいちうまく説明出来ませんが、何となくでいいので言葉でなく心で理解していただきたい。
項目名
同じアプリで何パターンか設定を作成したい場合の識別用な感じですが、とりあえず今は登録名と同じ名前にしておきました。先ほど少し触れたようにSingle Window Modeによって使い分けたい場合はそれがわかるような名前が良いでしょう。
一度だけ処理
この項目にチェックを入れておくと起動時に設定したサイズにしてくれて、それ以降は自由にリサイズが可能になります。私の場合は常に固定にしておきたいのであえてチェックは入れていません、サイズ固定と言うよりむしろ常に強制リサイズといった感じですね。
※追記 やはりこの項目はチェックして起動時のみにしておいた方がいいかもしれません。Config画面だけならいいかなと思いましたが、なぜかウィンドウのタイトル名が違うCheat画面までリサイズが適用されてしまうので…
位置とサイズ
“通常のウィンドウ"の時だけ処理するにチェックを入れておきます、そうでないと最大化した時にも問答無用でリサイズされてしまいますので。私の場合はまず最大化するような事はありませんけど、一応。 位置の変更は特に必要ないので、XとYはプルダウンメニューから変更しないに設定。幅は616、高さは758にしておきました。私の環境ではこの数値にしておくと、メニューバーと枠を取り除いたスクリーンショットのサイズが600 x 720になるんですね。
もっと大きいサイズを指定したい場合は、横と縦の比率が10:12(5:6とも言う)になる数値を設定してから幅に16、高さに38を加算すればいいかな?と思いますが、この辺の数値は環境や対象のアプリ・キャプチャーツール等によっても変わってくる可能性がありますので、ご使用の環境に合わせて調整してみて下さい。
変更箇所はだいたいこんな感じ
こんな感じで設定が終わったら右下の追加ボタンを押して登録します。 あとは起動しておいたCitraのゲーム画面をアクティブにすると、その瞬間にリサイズが適用されるはずです。もしならなかったらもう一度ここまでの設定を見直してみて下さい。
※リサイズ時に画面の端に強制的に移動された場合は、ソフトの設定画面を開いてフィットのタブを確認してみて下さい。もしかしたらデフォルトだとチェックが入っていたような気が無きにしも…
他のエミュレータにも応用が効きそうな感じ
ウィンドウサイズを×2や×3みたいに整数倍でしか指定出来ないエミュレータにも使えそうな感じですね。手動によるリサイズが一切出来ないものはアウトかもしれませんけど。何れにしてもまた時間を作って色々試してみたいと思います。 それでは今日はこの辺で。