マルチエミュ RetroArchのプレイリスト作成方法

RetroArchを使用する機会が増えてくると、手持ちのイメージファイルからプレイリストを作成しておいた方が起動するゲームを変える度にコンテンツをロードする手間が省けるので、それだけでも随分と快適になるものです。
一度起動したゲームは履歴に残るので、しばらく同じゲームを続けてプレイするのであればそこから選択する事も可能ですが、RetroArchのプレイリストはタイトル・スナップショット・ボックスアートのサムネイルつきのランチャーにもなるので、これを利用しない手はありません。
そこで当エントリーではそのプレイリストの作成方法について書いてみたいと思います。
2019/03/13 追記
当エントリーを書いた時点では英語表記だった部分が、現在は翻訳されてたりしますがその点はどうかご容赦を…
プレイリストの作成方法
RetroArchのプレイリスト作成方法は大きく分けて3通りあります。実際はもっと他にもあるかもしれませんが、とりあえずここでは私が試してみた3つの方法を紹介してみますね?
通常のメニュー画面から作成
まずは普通にRetroArchを起動したメニュー画面からの作成方法です。
コンテンツをインポート > フォルダをスキャンを選択します。
イメージファイルを保存しているフォルダを開いて、<このフォルダをスキャン>を選択します。
画面左下にスキャンの進行度が%で表示され、ディレクトリーのスキャンは完了しました。となったらプレイリストの作成終了です。
トップに戻るとスキャンしたイメージファイルから作成されたプレイリストのタブが増えているはずです。尚、フォルダ内に機種の違うイメージファイルが混在していた場合は、機種毎にプレイリストが作成されます。
コンテンツをインポートのタブが見当たらない場合
コンテンツをインポートのタブが見当たらない場合は、設定 > ユーザーインタフェース > 表示 > コンテンツをインポートするタブを表示、がオフになっていると思われるのでオンにします。
デスクトップメニューから作成 フォルダをスキャン編
デスクトップメニュー(WIMP GUI)からプレイリストを作成する方法は2通りあって、その1つ目の方法になります。この方法でも通常のメニュー画面から作成した時と同様に、フォルダ内に違う機種のイメージファイルが混在している場合は各機種毎のプレイリストを作成してくれます。
メインメニュー > Show Desktop Menu(デスクトップメニューを表示) か F5キーを押してデスクトップメニューを起動します。
コンテンツブラウザーからファイルブラウザーのタブを選択します。
イメージファイルを保存しているフォルダの上で右クリック > フォルダをスキャンを選択します。
画面左下に表示されるスキャン進行中のメッセージが、ディレクトリーのスキャンは完了しました。となったらプレイリストの作成終了です。
コンテンツブラウザーからプレイリストのタブを選択します。
スキャンしたイメージファイルからプレイリストが作成されていますね?
デスクトップメニューから作成 フォルダをドラッグ&ドロップ編
デスクトップメニューからプレイリストを作成する2つ目の方法です。この方法では作成時に起動用のコアとサムネイル取得用のデータベースを選択するダイアログが出てきますが、何も指定せずに進める事も可能です。
メインメニュー > Show Desktop Menu か F5キーを押してデスクトップメニューを起動します。
プレイリスト内のどこでもいいので右クリック > 新規プレイリスト…を選択します。
作成するプレイリストの名前を入力してOKをクリックします。
新規作成した空のプレイリストを選択した状態で、右側のリスト内(赤枠で囲んだ部分)にイメージファイルの入ったフォルダをドラッグ&ドロップします。
フォルダをドロップするとダイアログが表示されるので、フォルダ内のイメージファイルを起動するコアとサムネイル取得用のデータベースをプルダウンメニューから選択してOKをクリックします。この項目はプレイリストの作成後にプレイリスト・ゲーム単位で設定する事も出来るので、後回しにする場合は何も選択せずそのままOKをクリックして下さい。
リスト部分が表示されたらプレイリストの作成終了です。
この方法でプレイリストを作成する場合の注意点
この方法でプレイリストを作成した場合、フォルダをスキャンした時と違ってdatファイルを参照したリネームが行われないので、あらかじめRetroArchと同じNo-Introなどのdatを元にリネームしておいたイメージファイル以外ではうまくサムネイルの取得が出来ない事に注意して下さい。
この件に関してはプレイリストのサムネイル取得についてのエントリーで併せて書きたいと思ってますが、とりあえずRetroArch公式のその辺りについて書かれているページを貼っておきます。
また、複数機種のイメージファイルが混在したフォルダでプレイリストを作成した場合、プレイリスト単位で使用するコアを設定する機能があまり意味を成さなくなり、個別に設定するか起動時に毎回選択する必要が出てくるので使い勝手がよくないように思います。
ただし、ほとんどがAという機種のイメージファイルでほんの数本程度がBという機種の場合、プレイリスト全体をAで設定しておいて、違うものだけ個別にBで設定すればいける気はしてます。(未確認)
RetroArchのプレイリスト作成方法でした
当エントリーではあくまでもプレイリストの作成のみで、サムネイルの取得やレイアウトのカスタマイズに関してはまだ触れていません。それらに関しては次の機会に書く予定です。
サムネイルの追加方法はこちらのエントリーをどうぞ。
と言うか、私も最近ようやく本格的にRetroArchをイジり出したところで実はまだよくわかってない部分が多いんですよね、とりあえず今はプレイリストもこんな感じにしてみましたが、もっと凝った事も出来そうなので更に色々とイジってみようと思っています。