マルチエミュ RetroArchにWIMP GUIが実装されました!
フォーラムで画面を見てからずっと気になっていたWIMP GUIが先日リリースされたRetroArch 1.7.3から実装されたようです。RetroArchデフォルトのGUIにいまいち馴染めなかった私としてはかなり興味津々なので早速試してみる事にしました。
WIMP GUIの起動方法
設定のユーザーインタフェース辺りから切り替えるんだろう、くらいに思ってましたがさっぱりわかりません…そんなせっかちさんは私だけでは無いでしょう、たぶん。
て事で、あらためて公式のリリース情報を見てみるとしっかり使い方が書いてありました。ちゃんと読めよって話ですね…いやマジで。
The WIMP GUI works as a companion to the main RetroArch window. You bring it into view by pressing the F5 key on your keyboard. From there, you can do many tasks
なるほど、WIMP GUIを表示するにはRetroArchを起動した状態でF5キーを押すという事でした…そりゃ説明読まなきゃわからんですわ、と言うかてっきりメニュードライバの一つかと思ってたらメインウィンドウはそのままで別窓で開くタイプなんですねぇ。
よかった、ちゃんと日本語化されてました。
ただ、ざっと見たところWIMP GUIからはコアに関する細かい設定なんかは出来ない感じなので、そういった設定はこれまで通りRetroArch本体からで、あくまでもこのWIMP GUIはプレイリストの作成やランチャー的な機能に特化した補助的なUIだと思えばいいでしょうか。
WIMP GUIの機能
例によっていつもの機械的な翻訳ですが、WIMP GUIの主な機能です。
- プレイリストからゲームを選択する
- ファイルシステムまたは付属のメディアストレージデバイスを参照し、ゲームをロードする
- ディレクトリをスキャンしてコンテンツを探し、システムプレイリストを生成する
- コアをプレイリスト全体に関連付けたり、プレイリストの1つのエントリのみを特定のコアに関連付ける
起動時に自動でWIMP GUIを開く
RetroArchの起動時に自動的にWIMP GUIを開きたい場合は以下の項目をONにします。
設定 > ユーザーインタフェース > 起動時にデスクトップメニューを表示
コアのロード
コアのロードはメニューからファイル > コアをロードか、閉じていなければデフォルトでは画面左下?にあるコアのドック(いわゆるウィジェット的な枠)からコアをロードを選択します。
すると、こんな感じでダウンロード済のコアが一覧表示されます。出来ればコアのバージョンだけじゃなく更新日付も欲しいですが贅沢は言いますまい。
ここまで書いておいて何ですが、実際はフォルダをスキャンしてプレイリストを作成 > コアに関連付けした方が使い勝手がいいので、この手順でいちいちコアをロードするような事はなくなると思いますけど一応。
テーマカラーの変更
デフォルトの方が見易いような気はしなくもないですが、WIMP GUIを使うならやはりあの黒っぽい感じにしてみたい、という事でテーマカラーの変更手順はこんな感じです。
メニューから表示 > 設定
テーマのプルダウンメニューからダークを選択します。
カスタムを選択するとファイルを読み込む為のダイアログが開きます。どんなフォーマットのファイルかわからないので今は何とも言えませんが、これはオリジナルのテーマを作成して配布したりする事も出来そうな感じですね?
テーマをダークにするとハイライトのカラーも選択出来るようになります。
実際にプレイリストを作成してみる
とりあえずスクショの撮影用に適当にやってみましたが、リスト上のゲーム名はファイル名がそのまま表示されるわけでは無く、RetroArchのデータベースから引っ張ってきてるようです。
何を今更とか思われるかもしれませんが、今までこの機能まったく使ってなかったんで…という事はWIMP GUIのプレイリストを日本語化したい場合、その元になるデータベースを日本語化する必要があるんですかね。これは何とかしたいような…
マルチエミュはもうRetroArch一強か
RetroArchのGUIはコントローラーで操作する人にはいいかもしれませんが、マウスとキーボードがメインの私にはどうにも好きになれないところがありました。それがこのWIMP GUIのおかげでグっと使いやすくなりそうな感じで、正直もうBizHawkやMednafenには超えられない壁が出来ちゃってるような…
とりあえず、今回はざっくりとWIMP GUIをお試しで触ってみただけなので、細かい操作方法に関してはサラッと流していますが、次のエントリーではプレイリストの作成手順など書いてみたいと思います。