PSエミュ DuckStationのゲームリストにカバー画像を表示する

設定・使い方PS,DuckStation

DuckStation ゲームリストにカバーアートを追加

個人的に今一番お気に入りのPSエミュ DuckStationのゲームリストにカバー画像が表示出来るようになりました。グリッド表示のみですがやはり見映えがしていいですねー。

という事で当エントリーではその設定方法を紹介したいと思いますが、カバー画像は自分で用意していただくかRetroArchで取得したものを流用するかのどちらかになるでしょうか、他にもあるかもしれませんがちょっと今は思いつきませんので。

DuckStation wiki

GitHubでこの機能について書かれているページです。

作者さんによりますと

現在、カバーの自動ダウンロードはありません。しかし、あなたは非常に簡単に自分でそれらを追加することができます。

自動的にカバー画像をダウンロードしてくれる機能はありませんが、簡単にカバー画像を表示させる事は出来ます。ただ、それでも手作業なのでゲームの本数にもよるとは思いますけど…

ゲームリストにカバー画像を設定する

それではゲームリストにカバー画像を表示するまでの手順です。

グリッド表示への切り替え

メニューのView > Game Gridでグリッド表示になります。ついでにその下にあるShow Titles (Grid View)のチェックを外すとゲームのタイトルが表示されなくなるので、カバー画像を表示する場合はその方がすっきりしていいように思いますがそこはお好みで。

まだカバー画像を用意していないので当然デフォルト表示です。

画像ファイル名について

ゲームリストに画像を表示するには画像のファイル名をゲームに合わせる必要があります。

画像を表示させたいゲームの上で右クリック > Propertiesをクリックします。

左がRedumpのデータベースを利用していない場合のプロパティで、右がRedumpのデータベースを利用している場合のプロパティです。

この例では(Japan)しかついていませんが、ゲームによってはリビジョンや限定版・廉価版とかがずらりと並んで長くなる場合があります。まぁコピペするので長くても別にいいんですけど。

この画面からGame CodeかTitleのどちらかをコピーしてカバー画像のファイル名にします。

この例で言いますと

  • Redumpのデータベースを利用していない場合
    Dead or Alive.jpg(または png)
    SLPS-01289.jpg(または png)
  • Redumpのデータベースを利用している場合
    Dead or Alive (Japan).jpg(または png)
    SLPS-01289.jpg(または png)

ちなみに同じファイル名でjpgとpngが混在する場合はjpgの方が表示されましたという事で参考までに。

型番(Game Code)を画像ファイル名にしておくとRedumpのデータベース利用有無に影響を受けないというメリットはありますが、パっと見て何の画像なのかわからないというデメリットもあるのが悩ましいところです。

尚、Redumpのデータベース無しだったのを途中からデータベース有りに変更、またはその逆を行うと整合性が取れなくなってカバー画像が表示されなくなる事に注意して下さい。とは言ってもすぐにおかしくなるわけではなく、しばらくはキャッシュから表示されるようですけど。

当エントリーの最初にリンクしてあるGitHubのページではカバー画像のファイル名はゲームのタイトル・ファイル名・シリアルのどれかと一致していればOK的な事が書いてあるように思いますが、私が試した限りではRedumpのデータベースを利用しているとファイル名では画像が表示されませんでした。

なので、作業の前にどのフォーマットに統一するか決めてから始める事をお薦めします。

カバー画像の保存場所

カバー画像は以下の場所に保存しておきます。

C:\Users\ユーザー名\Documents\DuckStation\cover

メニューからTools > Open Data Directoryをクリックすると素早く開けます。

カバー画像を表示させる

DuckStationが起動中の場合は画像を放り込んだだけでは反映されないのでDuckStationを再起動するか、メニューのView > Refresh Covers (Grid View)をクリックしてゲームリストを更新します。

表示されましたね?

あとはこれをゲームの数だけ…頑張ってください。

さすがにそれはやってらんないわーという方にはRetroArchを利用する方法を考えてみたので、そちらも参考にしていただければと思います。

RetroArchのサムネイル画像を流用する

Redumpのデータベース利用が前提になりますが、少しでも楽をしたい方はダメ元でこちらの方法も試してみるといいかもしれませんよ?

RetroArchでサムネイルを取得

とか言いつつ当エントリーではRetroArchでのサムネイル取得に関する手順は割愛させていただきますが、こちらのエントリーが参考になるかと思います、たぶん…ならなかったらすいません。

要はRetroArchでPSのイメージファイルから作成したプレイリストを使ってサムネイルを自動で取得してもらい、それをまるっとこちらに流用してしまおうというものです。RetroArchではPSのデータベースにRedumpを利用しているのでうまくいきそうですがどうでしょう。

RetroArchで取得したカバー画像はシステムフォルダのパスを変更していなければ以下の場所にあるはずです。

RetroArchのフォルダ\thumbnails\Sony – PlayStation\Named_Boxarts

あとはここから画像ファイルをDuckStationのCoverフォルダにごっそりコピーなり移動なりで。

RetroArchのPS用画像は日本版が少ない?

今回私がサンプルとして用意したゲーム8本(アイキャッチ画像を参照)の内、RetroArchで取得出来た画像はDOAだけだった事や、取得した画像も全てのゲームでファイル名が完全に一致するかと言われたら保証出来ないので、あまり過剰な期待はしない方がいいです、あくまでも補助的な程度に考えていただければ。

それでも手作業で全部やろうとすると結構面倒なので試してみる価値はあるかと思います。

Redumpのデータベースをダウンロード

既にRedumpのデータベースを利用している方はこの項はスキップしてOKです。

Redumpのデータベースを利用するにはメニューのSettings > Game List Settingsを開いて、Update Redump Databaseをクリックします。

確認ダイアログが表示されるのでYesをクリックで、てか約4MB超え的な事が書いてありますが今見たら12MBあったような…まぁ大したサイズでは無いですけど。

以下の場所にredump.datというファイル名でデータベースがダウンロードされます。

C:\Users\ユーザー名\Documents\DuckStation\cache

ちなみにゲームリストのキャッシュもこのフォルダに作成されてます。

RetroArchで取得したサムネイルを流用

Redumpのデータベースのアップデート(ダウンロード)と、RetroArchで取得した画像をDuckStationのCoverフォルダに放り込んだらDuckStationを起動、または再起動かグリッド画像のリフレッシュで。

こちらは帯付きの画像でした、さすがに全部が全部そうではないと思いますけど。

DOA以外は手作業で型番(SLPS-XXXX的なアレ)をファイル名にしたのでRedumpのデータベースに関係なく表示されています、念の為。あと、なにげに気付きましたがダビスタのゲームタイトルが「Derby Stallion」から「Kyousouba Ikusei Simulation~」に変わった事でDiabloと位置が入れ替わったようです。

グリッドの拡大・縮小

グリッドのサイズを変更する事でカラム数の調整が可能です。

Ctrlキーを押しながらマウスのホイールか +(プラス)-(マイナス)キー、またはメニューのView > Zoom In (Grid View) か Zoom Out (Grid View)でグリッドを拡大・縮小します。

さらにできるようになったDuckStation

他のPSエミュレータはここのところ目立った更新が無い中でDuckStationにこのような機能がついたのは私としても嬉しい限りです、ますますDuckStationから目が離せなくなってきました。

それにしてもゲームリストにカバーやスクリーンショットがあると本当にいいですよねぇ…やはり近い内に総合フロントエンド的な何かを導入して他の機種も全てこんな感じにしたいなぁ、とか思ってますがいつになる事やら。