SSエミュ SSFを仮想ドライブ無しでCHDから起動する方法
SSエミュの中でSSFは最も互換性が高く、国産のエミュレータという事もあってメインで利用している方は多いと思いますが、イメージファイルから直接起動出来ないところが不満だという方もみえるのではないでしょうか。
そこで以前から何となく存在は知っていたものの、試してみたのはつい最近という今更感あふれるネタになりますが、当エントリーではそんな方にCHDSSFを紹介したいと思います。
尚、確認に使用したSSFのバージョンはTestVer 2018/12/18になります。
CHDSSFのダウンロード
CHDSSFは作者さんのGitHubからダウンロード出来ます。
releasesページからではなくClone or download > Download ZIPからダウンロードします。
念の為にVirusTotalでチェックしてみました、問題ナッシンです。
その前にCHDってどうやって作るの?という方はこちらのエントリーが参考になれば幸いです。
CHDSSFの使い方
GitHubにも説明はありますが、こちらでもざっくりと使い方を説明してみます。
ダウンロードしたZIPファイルを展開して以下のファイルをSSF本体と同じフォルダに入れます。
- libchd.dll
- ssf_patch.dll
- SSFLoader.exe
次に起動用のバッチファイルを作成します。メモ帳でもテキストエディタでも何でもOKなので新規ファイルを開いて以下のように記述します。
@echo off
SSFLoader.exe CHDファイルのパス
パスにスペースを含まない場合はそのままでも特に問題ありませんが、念の為に"(ダブルクォーテーション)で括っておいた方が確実かもしれません。
実際の記述例としてはこんな感じになります。
@echo off
SSFLoader.exe "D:\chd\ss\Honyarara teki na nanika.chd"
ファイル名は何でも構いませんが、とりあえずここではSSFLoader.batとして保存します。SSFLoader.batをダブルクリックで実行すると、バッチファイルに記述したパスのCHDを読み込んだ状態でSSFが起動します。
CHDSSFを使用してSSFを起動すると、CD DriveがCHDDriveVirtualとなります。
ディスク複数枚組の場合
一般的には次のディスクに移る前にセーブが入ったり、2枚目のディスクからでも起動出来るようになっていると思いますが、必ず1枚目→2枚目と入れ替えが発生するゲームには使えない可能性があります。
ちなみにCD Openでトレイを開けた状態にすると、ディスクが入ってませんよ的な画面にならず黒い画面のままになり、CD Closeで閉じるとまたタイトル画面から始まります。
これでSSFも仮想ドライブが不要に
私としてはSSFで一番気になる部分だっただけに目からウロコでした。最近ではYabauseからの派生エミュやBizHawk・Libretroコアが割といい感じになってきてはいますが、そこをあえてSSFでプレイしたいという場合はこのCHDSSFが大いに役立ちそうです。
毎回DOS窓からコマンドを打つのも面倒ですし、バッチファイルから起動するにしてもイメージファイルを変える度にパスを編集する必要があるので面倒と言えば面倒かもしれませんが、起動するイメージファイル毎に名前を変えたバッチファイルを作成しておけばその辺りは解消出来るように思います。