Xboxエミュ XQEMUをバッチファイルから起動してみる
以前に何度かチャレンジしてみたもののまったく起動する気配の無かったXQEMUですが、そこそこの頻度で開発版が更新されるようになり、AppVeyorからダウンロード出来るようになりました。
そこで当エントリーでは、公式サイトで解説されている導入から起動までの手順に従って設定を見直した上でバッチファイルを作成し、あらためてXQEMUの起動に挑戦してみました。
XQEMUの起動には成功しました
先に結果から言うと、XQEMUの起動にはとりあえず成功したと言っていいと思います…が、ゲームの起動には成功していません。(※後日成功しましたが文章の前後がおかしくなるのでこちらに追記してあります)おま環の可能性もありますし、私が用意したファイルに不備があったのか、単にまだ起動出来ないソフトだったのか、原因が特定出来ていないので何とも言えませんが、困った事にどうしてもイメージファイルが認識されませんでした。
とりあえずバッチファイルの構文に関しては問題無いだろうと思いますんで、後はそれを使って各自で色々と試行錯誤してみていただきたいなと、そんなところです。
とか言って、どこかマズってたらコソっと問い合わせフォームから教えて下さいね?
もっと簡単に起動出来ない?
それは私自身が誰よりも激しくそう思うので、バッチファイルを作る前にXQEMU ManagerとXQEMU Frontendというのを試してみました。しかし、XQEMU Managerはそれ単体では起動出来なかったり(Pythonのスクリプトらしいのでそれ系のインストールが必要だとか)
XQEMU FrontendはXQEMUの最新版には対応していなかったり(1.xベースのバージョンでしか使えないっぽい)するので、やっぱバッチファイルから起動するしか無いかなぁ…となった次第です。
とりあえず誰かがお手軽なランチャーを作成してくれるか、最新版でも使えるようにしてくれるとありがたいんですけどね?(チラッ
XQEMU起動までの手順
それではまず公式サイトの解説ページを見てみましょう。英語アレルギーの方はページごとGoogle翻訳にでもつっこんじゃって下さいませ。
XQEMUの起動に必要なファイル
XQEMUの起動に必要なファイルについては解説ページのTipsに書いてあるので、まずはそれらのファイルが一式揃っている事を確認して下さい。当エントリーではそれらのファイルが揃っているものとして話を進めます。
尚、解説にもあるようにHDDイメージだけは著作権的に問題の無いファイルが用意されているのでダウンロードする事が可能です。
XQEMU最新版のダウンロード
バイナリはわざわざ自分でビルドしなくても最新の開発版をAppVeyorからダウンロードしましょう。
XQEMU | Latest Build | AppVeyor
XQEMU起動用バッチの作成
作成とか言ってますが基本的には解説ページからのコピペです。ただ、Windowsではこのまま使えないんですよねコレ…しかも実行ファイル名が古いバージョンのまんまですし。
./i386-softmmu/qemu-system-i386 \ -cpu pentium3 \ -machine xbox,bootrom=$MCPX \ -m 64 \ -bios $BIOS \ -drive index=0,media=disk,file=$HDD,locked \ -drive index=1,media=cdrom,file=$DISC \ -usb -device usb-xbox-gamepad
と言う事で、これをWindowsで使えるようにちょろっと修正して起動時のアニメーションをスッ飛ばせるようにしたのがコチラになります。とりあえず以下をまるっとテキストファイルにコピペして「xqemu.bat」とか適当な名前をつけてXQEMU本体と同じフォルダに保存します。
@echo off set MCPX=mcpx_1.0.bin set BIOS=3944.bin rem BIOS=complex_4627debug.bin set HDD=xbox_hdd.qcow2 set DISC=xxxx.iso xqemu ^ -cpu pentium3 ^ -machine xbox,short-animation,bootrom=%MCPX% ^ -m 64 ^ -bios %BIOS% ^ -drive index=0,media=disk,file=%HDD%,locked ^ -drive index=1,media=cdrom,file=%DISC% ^ -usb -device usb-xbox-gamepad
このサンプルは起動に必要なファイル(バッチファイル含む)を全てXQEMU本体と同じフォルダに置いた場合の例なので、違う階層のフォルダにある場合は絶対・相対どちらでもいけると思いますがパスを指定してやって下さい。
エラーがあった場合にDOS窓が自動的に閉じられるせいで原因がわからんがな!という場合はバッチファイルの最後に
pause または cmd /k
のどちらかをつけておくとDOS窓が閉じずに残ります。pauseだと何かキーを押すとそれまでなのでcmd /kの方がいいかもしれませんね?
XQEMUを起動してみる
それでは作成したバッチファイルをダブルクリックで起動してみましょう。
実は先程のリンクからダウンロードしたHDDイメージにはダミーのダッシュボードしか含まれていないので、正規のBIOS(3944.bin)で起動した場合は恐らくこうなるのではないかと思います。
なので、この画面が表示された場合はデバッグ用のBIOS(complex_4627debug.bin)を使って起動するわけなんですが…その結果がこれだったりします、ぐぬぬ。
いくつかディスクイメージを変更して試してみましたが全て同じ結果に。そんなわけで結局今回も起動出来てないじゃないのよという結果に終わりましたが、まだそこまでヌルヌルとプレイ出来るわけでもないでしょうし、ぼちぼちやっていきましょうかね…と思う事にします。
あと、よくわからないけど気が付いたらカーソルが消えちゃってるんだけど?という場合は恐らく下の画面のようになっていると思われますんで、Ctrl+Alt+G を押してやれば元に戻ります、たぶん。
イメージファイルの起動に成功しました(2018/10/09追記)
当エントリーを書いてからそれなりに日数も経った事だしそろそろ動かないかしら?とバッチファイルの内容はそのままで試してみたところ問題無く起動しました。
という事で、とりあえずバッチファイルは特に問題無さそうです。今のところ単純な起動確認しか行ってないので、実用レベルに堪えるかかどうかはまた別の話ですが。
とりあえずバッチファイルはOK?かな?
以前はXQEMUの画面どころかDOS窓の中で原因不明のエラーに悩まされていたので、その事を思えば少しは進歩したんじゃないかと思いたいですが、何にしてももうちょっと簡単に起動出来るようにならないものでしょうかねぇ。
とか言って、ランチャーがリリースされたらこの記事の意味も無くなっちゃいますが、その時はその時でよしとしましょう、と言うかむしろぜひともお願いしたいです、はい。