Xboxエミュ XQEMUのランチャー XQEMU Managerの導入手順と使い方
先日、XQEMU用の新しいランチャーを紹介しましたが、私のPCでは相変わらず起動しないという事もあって、以前こちらのエントリーで少しだけ触れたPythonが必要な公式のランチャーを試してみる事にしました。
XQEMUの為だけによくわからないものをインストールするのは嫌だという方には無理にオススメ出来ませんが、別にまぁいいかーと思える方はぜひ一度お試しを。
Pythonのインストール
以前このランチャーを試そうとした時はPythonのインストールがちと面倒に思えたので見送りましたが、私としてはPython自体にも全く興味が無いわけでは無かったので、これもいい機会かもしれないとインストールしてみる事にしました。
Pythonのインストール方法はこちらのページを参照して下さい。
特に悩むような事は何も無かったので、この手順通りにすればPythonのインストールは問題なく出来るはずです。補足する点があるとしたら
- 現在の最新バージョンは3.7.2
- ダウンロード画面が現在とは微妙に違う
- インストール時に”Add Python 3.x to PATH”のチェックを忘れずに
このくらいでしょうか。
Pythonのインストールが終了したら、次はXQEMU Managerです。
XQEMU Managerのセットアップ
続いてXQEMU Managerのダウンロードと、XQEMUの起動に必要なセットアップを行います。
XQEMU Managerのダウンロード
まずはXQEMU ManagerのGitHubへ行きます。
すぐ近くにAppVeyorのリンクがありますが、一応こちらにも貼っておきます。
XQEMU Managerのダウンロード(AppVeyor)
ダウンロードが済んだらXQEMUの本体と同じフォルダに展開します。
XQEMU Managerの起動に必要な作業
GitHubのHow to use itに書いてあるコマンドをDOS窓(コマンドプロンプト)から実行します、まずは1行目から。
pip install PyQt5
自動的にダウンロードとインストールが始まるのでそのまましばらく待ちます。
Successfully Installed PyQt5-x.xx.xと表示され、コマンドプロンプトに戻ったらPyQt5のインストール完了です。
問題は2行目のこれ。
python main.py
実はこのコマンドでエラーが出たんですが、見なかった事にして先に進んでみたところ、結果的には問題無いようだったので気にしない事にしました。
XQEMU Managerの設定
xqemu-manager.exeを実行してXQEMU Managerが起動したら、メニューからEdit > Settingsと開いて必要な項目を設定していきます。
Settingsを開こうとした時に異常終了した場合は、フォルダ内のsettings.jsonを一旦削除してからもう一度試してみて下さい。
デフォルトからイジる必要が無いと思われる項目に関してはサラっと流していますが、必要に応じて色々と設定してみて下さい。尚、パスは絶対・相対のどちらでもOKです。
General
XQEMU Executable | XQEMUの実行ファイルを指定 ※1 |
Use hardware CPU acceleration | チェックしてエラーが出たら外す的な感じ? |
Use short boot animation sequencen | チェック(起動が速くなります) |
Disc Present | チェック? ※2 |
Disc Image | イメージファイルを指定 |
- ※1 本体ってxqemu.exeとxqemuw.exeがあるんですが何が違うんでしょうねぇ…
- ※2 Xboxのディスクを入れろ的なメッセージが出るようになったのでチェックを入れてみたら直りました。
System
MCPX ROM Image | mcpx_1.0.binを指定 |
Flash Image | 3944.bin か complex_4627debug.binを指定 |
HDD Image | xbox_hdd.qcow2を指定 |
Installed System Memory | 128MBにしてもいいかも? |
Network
デフォルトのままです。
Input Device
Contloller | Keyboard か Gamepadを選択 |
Memory Unit A・B | 必要に応じて指定(無しでもOK) |
とりあえずPort 1だけ設定しておけばいいでしょう。
Debug
デフォルトのままです。
CLI
Additional arguments | 追加したいパラメータがあればここに記述 |
現在の設定+Additional argumentsに記述した内容で起動用のコマンドパラメータが作成されます。これをそのままテキストファイルにコピペすればバッチファイルとして利用出来ますが、とりあえず設定内容が実際のパラメータではどんな感じになっているのか確認する場合に使えるでしょうか。
About
ここはイジりようがありませんが一応、バージョンが適当過ぎです…アバウトだけに。
XQEMU Managerの起動と停止
設定が済んだらウィンドウ右上の×で設定画面を閉じて、ランチャーのStartボタンでXQEMUを起動します。
XQEMUが起動しました。
停止する場合はランチャーのStopボタンを押します。
XQEMUのウィンドウを直接×で閉じる事も出来ますが、ランチャーのボタンがトグル式な感じなので続けて使用する場合は何れにしてもStopボタンを押す必要があります。
あとは色々と試してみて下さい
細かい設定は公式サイトの説明を参考にしながらあれこれイジってみて下さい。特に私はコントローラーを使っていない事もあってその辺りについてはさっぱりだったりしますので。
それにしてもやはりランチャーがあると楽でいいですねぇ。これさえあれば不精な私としてはわざわざバッチファイルから起動しようとか思いません、マジな話。