エミュレータの動作に必要な要件(OpenGL・Vulkan)をGPU Caps Viewerで確認しよう
エミュレータの動作環境に必要な要件としてOpenGLのバージョンがいくつだとかVulkanが何とかみたいな事が書かれている場合があると思いますが、それってどこで確認したらいいのかわかりません!という方もみえるかと思います。
そこで当エントリーではフリーソフトのGPU Caps Viewerを利用した確認方法を紹介します。
GPU Caps Viewerのダウンロード
3DSエミュ Citraの公式サイトでもOpenGLのバージョンを確認するツールの例として名前があがってたりするソフトです。とりあえずPCに入れておいて損は無いでしょう。
まずは公式サイトに行きます。
こちらの大きいボタンからダウンロードページへ。
CPU-Zもそうでしたが、このGPU Caps Viewerもわざわざインストールするほどでは無いので、Portable versionでいいのではないかと思います。
1回でダウンロードさせてよ…という感じですが今度こそ最後です、青いダウンロードボタンをクリックします。
ダウンロードしたGPU_Caps_Viewer_x.xx(x.xxはバージョン)を任意のフォルダに展開します。
GPU Caps Viewerの使い方
日本語化パッチを探してみましたが見当たらないようですし、英語でも何となく使えない事は無いのでこのまま使ってみましょう。展開したフォルダからGPU_Caps_Viewer.exeを実行します。
OpenGLのバージョンを確認
GPU Caps Viewerを起動すると、この部分に表示されています。
とりあえずこの画面からわかる事は
- Vulkanはサポートしていない
- OpenGLのバージョンは4.3
- OpenCLのバージョンは1.2
といったところでしょうか。PCの環境によってこの辺は当然変わってきますので、まずは自分のPCでGPU Caps Viewerを起動して、わからない部分は適当にググってみたりして下さい。
ビデオカードが複数ある場合はプルダウンメニューから選択します。
OpenGLやVulkanの詳細はそれぞれの名前のついたタブにあります。
エミュレータが動作しない場合は必要要件を確認
CPUやメモリーがエミュレータの公式で推奨されるスペックに少し届かない程度ならムリヤリ動作させる事も不可能ではありませんが、OpenGLのバージョンやVulkanのサポート有無などに関しては何ともしようが無いので、どうしても使いたいエミュレータの必要要件を自分のPCが満たしていない場合は、ビデオカードのアップグレードか新しいPCの購入を検討する必要がありそうです。
尚、CPUに関する要件はこちらのエントリーが参考になれば幸いです。