マルチエミュ RetroArch バッチファイルでビデオドライバを変更して起動する方法

2019/07/19

RetroArch 公式トップイメージ

RetroArchのビデオドライバを変更する場合、設定を変更してもすぐにその時点から反映されるわけではなく、一旦RetroArch本体を再起動する必要があります。

PC環境にもよると思いますが、中にはOpenGLじゃないとうまく起動しなかったり、Direct3Dじゃないと表示がおかしくなるコアもあるので、この「設定変更してから再起動 する」 というのが煩わしく思える時があるんじゃないでしょうか。

という事で、私なりに何かいい方法は無いか考えてみましたが、バッチファイルを使って設定ファイルをまるっと上書きしてからRetroArchを起動するのが一番手っ取り早そうだったので、とりあえずやるだけやってみる事にしました。

ビデオドライバごとに設定ファイルを作成する

まずは基本設定をひと通り済ませた設定ファイル(retroarch.cfg)をベースに、ビデオドライバの部分だけ書き換えた設定ファイルを用意します。ファイル名は設定内容がわかりやすい名前という事で好きにしていただいて構いませんが、バッチファイルの記述もその名前に合わせる必要があります。

それでは現在ビデオドライバはglcoreに設定してあるものとして、以下の手順でglcoreとd3d11用の2つの設定ファイルを作成します。

  • retroarch.cfgをコピーしてretroarch_glcore.cfgにリネーム。
  • retroarch.cfgをコピーしてretroarch_d3d11.cfgにリネーム。
  • retroarch_d3d11.cfgを開いて"video_driver"で検索、"glcore"を"d3d11″に変更して保存。

これでglcoreとd3d11用の設定ファイルが出来ました。

起動用バッチファイルの作成

設定ファイルの種類と同じ数だけバッチファイルも必要になりますが、実はコピー元の設定ファイル名が違うだけで内容的には全く同じなので、バッチでメニューが作成出来る方なら1本にまとめる事も可能だと思います。

バッチファイルと設定ファイルはRetroArch本体と同じフォルダに入れて使用して下さい。

glcore用のバッチファイル

まずはglcore用のバッチファイルを作成します。以下のコードをテキストファイルにコピペしてretroarch_glcore.batと名前をつけて保存します。

@echo off
copy /y retroarch_glcore.cfg retroarch.cfg
start retroarch

バッチでやっている内容はこんな感じ。

  • retroarch_glcore.cfgをretroarch.cfgに上書きコピー (確認無し)
  • RetroArchを起動

d3d11用のバッチファイル

d3d11用のバッチファイルも同様の手順で作成します。 以下のコードをテキストファイルにコピペしてretroarch_d3d11.batと名前をつけて保存します。

@echo off
copy /y retroarch_d3d11.cfg retroarch.cfg
start retroarch

バッチを使用してRetroArchを起動

作成したバッチファイルをダブルクリックで実行すれば、バッチに対応したビデオドライバが設定された状態でRetroArchが起動します。シンプルというか実にしょっぱい方法ですが、とりあえずやりたい事は出来るのでこれでよしとしていただきたい。

実行する度にretroarch.cfgが上書きされます。

現在の設定ファイルをバックアップしておきたい場合

という事で、設定ファイルを上書きする前にバックアップしておきたいという場合は、バッチをこんな感じにしてもいいかもしれません。

@echo off
copy /y retroarch.cfg retroarch_backup.cfg
copy /y retroarch_glcore.cfg retroarch.cfg
start retroarch

これで前回起動時の設定ファイルはretroarch_backup.cfgというファイル名で残るようになりますが、当然このファイルもバッチから起動する度に上書きされます。

この方法のメリットとデメリット

バッチファイルで使用する設定ファイルを切り替えてRetroArchを起動するという当初の目的は達成出来ましたが、この方法にもメリットとデメリットがあります。

アイデア次第で色々と応用出来そうです

今回はビデオドライバのみを変更した設定ファイルを使用しましたが、特定の機種やゲームに特化した内容の設定ファイル(オプションでオーバーライド出来ない部分)にも応用出来そうです。

私はとてもそこまでコントロール出来ませんが、その気になればコアオプション用の設定ファイル(retroarch-core-options.cfg)も置換して起動するといった事も出来るんじゃないでしょうか。

基本設定を変更したら全ファイル作り直し

基本となる設定を変更した場合、それをベースにコピーして作成した設定ファイルも全て作り直す必要があるので、バリエーションが多くなるほど手間は増えますし管理も大変になるかと思います。

RetroArch以外にも応用出来ます

あまりスマートと言える方法ではないかもしれませんが、お手軽に出来るという点ではそれほど悪くないんじゃないでしょうか。

また、RetroArch以外のエミュレータにも応用は効きますので、このバッチを使用した設定ファイルの上書き&起動方法が何かのお役に立てば幸いです。