マルチエミュ RetroArch 1.7.7でVulkan以外もSlangシェーダーに対応
マルチエミュ RetroArchのバージョン1.7.7では、これまでVulkanしか対応していなかったSlangシェーダーが他のビデオドライバ(グラフィックスAPI)でも利用可能になったようです。
…と言っても当エントリーを書いている現時点ではまだ正式版1.7.7のダウンロードは出来ない状態ですが、公式サイトのダウンロードページにcurrent stable version is 1.7.7とあるのですぐにダウンロード出来るようになるかと思います。
RetroArch 1.7.7の新機能
今回はまだ正式にバージョン1.7.7のリリースが公表されたわけではなく、1.7.7で実装される機能の紹介記事があっただけなので少々先走った感もありますが、詳細な情報はこちらを参照して下さい。
とりあえずRetroArchの開発版をオートアップデート機能で最新化してみたところ、画面左下に表示されるバージョンが1.7.7に変わったので早速試してみました。
Slangシェーダ対応
RetroArch 1.7.7では以下のビデオドライバでもSlangシェーダーが利用可能との事です。
- OpenGL(3.2以上)
- Vulkan
- Metal
- Direct3D 10/11/12
- WiiU
これらのドライバが設定されている場合、オンラインアップデーターに「Slangシェーダーをアップデート」の項目が表示されます。
尚、ビデオドライバを変更した場合は再起動しないと反映されない事に注意です。
Slangシェーダーにすると何がどのくらいアレなの?ってのは正直よくわかってないんですが…そこは今まで使えなかったんだから仕方が無いという事でひとつ。
ビデオドライバにGlcoreが追加
新しいOpenGLのビデオドライバが2つ追加されています。
- glcore
- gl1
glcoreについては先ほどリンクした記事を、gl1についてはこちらの記事を参照して下さい。
よほど古いPCを使っていない限りほとんどの方が関係無いように思いますがどうでしょう。
ますますRetroArchがマルチエミュ一強に
先日デスクトップメニューが改善された事もあって更に使い勝手がよくなったRetroArchですが、何だかもう他の追随を許さないところまで来てしまった感があります。
まだ選択肢としてBizHawkやMednafenにも頑張ってもらいたいと思っていますが、そちらでも何か新しいニュースを期待したいところです。