Xboxエミュ xemuの仮想HDDイメージにFTPでダッシュボードをインストールしてみた
Cxbx-Reloadedではユーザーフォルダに放り込むだけだったので全く苦労しなかったダッシュボードのインストールですが、xemuだと仮想HDDイメージなのでそう簡単にはいかないんですよねぇ…
とは言え、さすがに今から実機でゴニョゴニョしてそれを持ってくるとか面倒だし、出来ればPCだけで完結する方法がいいよね?という事で公式のガイドを参考にやってみる事にしました。
公式のガイドはこちら
公式のガイドを参考にしたところ特に詰まる事もなく巧くいきました、ありがたやー。
ただ、画像が全く無いのと例によってまるっと英語のページなので、当エントリーではその辺りを補填しつつわかりやすくしてみたつもりです、一応。
代替ダッシュボードをインストール済みの仮想HDDイメージがある方は、不要だと思うところを適当に端折ればFileZillaに関する設定は参考になるかもしれません。
尚、私はこちらのリンクからダウンロードした仮想HDDイメージを使用しているので、自分で用意された方とは微妙に違う部分があるかもしれませんがその点はご了承を。
FileZillaのダウンロードとインストール
こちらのサイトの Download FileZilla Client ボタンからダウンロードします。
インストールに関して特に難しいところは無いはずですが、不要なソフトがバンドルされてた気もするのでそれは Decline で拒否ってください。FileZillaの設定はこの後ガイドに沿って行うのでまだ起動はしなくてOKです。
FileZillaじゃないとダメなの?
FileZillaだとガイドの説明そのまんまでいけるのでわかりやすいというだけですから、FFFTPでもそれ以外のFTPクライアントでもOKだと思います。ただし、ガイドの説明と違うところは自分で何とかしていただく事になりますのでね?
FTP経由で仮想HDDイメージにアクセス
それではガイドの手順に沿ってやってみましょう。
ユーザーネットワークの有効化
xemuを起動して Machine > Network をクリック。
Attached to のプルダウンメニューから NAT を選択して Enable をクリック。
結果的にこうなってればOKみたいな。
最初からこの状態だった場合は特に何もしなくてOKですが、プルダウンメニューを変更しないといけない場合は、一旦 Dsiable をクリックして無効化してから NAT に変更して Enable をクリックします。
ポート21を転送
Debug > Monitor をクリック。
xemuの画面下半分にモニターのウィンドウがオーバーレイっぽく表示されるので、一番下の行に以下のコマンドをコピペします。
hostfwd_add xemu-netdev tcp:127.0.0.1:2121-:21
コピペしたら Enterキー で実行。
実行したらモニター画面は開いたままでも × で閉じてもどちらでもOKです。
ディスクから代替ダッシュボードを起動
ディスクから起動出来る代替ダッシュボードなんて持ってねーYO!という方はガイドにリンクされているこちらからNevolutionX.isoをダウンロードしてください。
私はUnleashXを使いましたがNevolutionXでも動作確認は取ってあります。
Machine > Load Disc... で代替ダッシュボードのISOイメージを選択、Machine > Reset でxemuをリセットします。
代替ダッシュボードの画面が表示されたらそのまま放置しましょう。
FTPクライアントで接続
先ほどインストールしたFileZillaを起動します。
説明では入力としていますがアドレスなどの値は手打ちで入力するよりガイドから直接コピペした方が確実です、ちなみに私はそうしてますけど。
ファイル > サイトマネージャー をクリック。
サイトマネージャー画面が表示されたら以下の手順で設定していきます。
- 新しいサイト をクリックして新規サイトの部分をxemuに変更
- ホストに 127.0.0.1 を入力
- ポートに 2121 を入力
- 暗号化のプルダウンメニューから 平文のFTPのみを使用する(安全でない) を選択
- ログオンタイプのプルダウンメニューから 通常 を選択
- ユーザーとパスワードどちらも xbox を入力(パスワードの方は表示上●●●●に)
- 転送設定 のタブに移動
- 転送モード アクティブ を選択
- OK をクリックして終了
次に 編集 > 設定 をクリック。
設定画面が表示されたら以下の手順で項目を編集します。
- ページの選択から 接続 > FTP > アクティブモード を選択
- アクティブモードIPの 以下のIPアドレスを使用 を選択し、10.0.2.2 を入力
- ローカル接続に外部IPアドレスを使用しない のチェックを外す
- OK をクリックして終了
これで準備が整いました!それでは接続しますよ?
ファイル > サイトマネージャー をクリック。
xemu を選択して 接続 をクリック。
FileZillaの画面がこんな感じになったら成功です。
こうならなかった場合はもう一度手順を見直して頑張っていただきたい…がんばれ、超がんばれ。
ちなみにこの画像はUnleashXを起動してFTP接続した時のものですが、NevolutionXだとFフォルダも表示された気がします。その辺はダッシュボードによって微妙に変わってくるようですが、今回はあくまでもFTPの機能を利用したいだけなので気にしない事にしましょう。
アクティブモードの設定に関する注意
注:接続する可能性のある他のFTPサーバーとの干渉を防ぐために設定を調整し、ファイルの転送が終了したら「アクティブモードIP」のオーバーライドを無効にするとよいでしょう。
とあるので作業がひと通り済んだらここの設定は元に戻しておいた方がいいかもしれませんが、今回の用途以外にFileZillaを使う事が無ければ気にしなくていいと思います。
FileZillaの画面と操作について
先ほど貼った画面と同じですが(注:ここではクリックしても拡大表示しません)左側の青枠で括った方がPCのフォルダ、右側の赤枠で括った方が仮想HDDイメージのフォルダになります。
この画面中央の青枠・赤枠で括った部分でファイラー的な操作が可能なので、PCと仮想HDDイメージ間で普通にファイルのやり取りを行えばOKです。
仮想HDDイメージにダッシュボードをインストール
仮想HDDイメージのCフォルダを選択すると中にはxboxdash.xbe( この場合はダミーですけど )というファイルがあるかと思いますが、このCフォルダにダッシュボードをまるっとコピーしてやるとxemuでダッシュボードが利用可能になります。
とりあえずこれでxemuの仮想HDDイメージにファイルを転送する事が出来るようになったので、Xbox実機で色々とやってた方はこちらでも試してみるといいんじゃないでしょうかね?