DirectInputをXInputに変換 x360ceの導入と設定など

設定・使い方x360ce

私の場合これまでエミュレータは全てキーボードで操作していたのでコントローラの設定に関してはさっぱりわかりませんというスタンスで通していましたが、さすがにいつまでもコントローラの設定方法をまったく知らないのもなぁ…という事でPCを新調してからぼちぼちと調べ始めました。

ぶっちゃけDirectInputとXInputの違いも最近わかってきたくらいなので(ダメダメですな…)当エントリーの内容もコントローラをバリバリと使いこなしている方には今更なネタかと思いますが、とりあえず自分用の備忘録という事で簡単にまとめてみました。

当エントリー執筆時のx360ceのバージョン

2020/09/17時点で最新の4.13.4.10での設定内容になります。

x360ceとは

そのまんまですがXbox 360 コントローラ エミュレータ(Xbox 360 Controller Emulator)です。

x360ceを利用する事でDirectInputのコントローラやキーボード・マウスなどの入力機器をXInputのコントローラとして認識させる事が出来るようになります。

x360ceのダウンロード

x360ceのダウンロードはこちらの公式サイトか

GitHubのreleasesから出来ます。

尚、当エントリーの内容は公式サイトのヘルプを参考にしています。

x360ceのインストール

任意のフォルダに展開するだけです、簡単ですね!

以前のバージョンの事はよくわかりませんが、バージョン4から変わったそうですよ?

x360ceの起動からコントローラ設定まで

まずはx360ce.exeを起動してコントローラを追加するまでの手順になります。

初回起動時のエラーは続行で

おま環かもしれませんが一応。x360ceはC:\ProgramDataに設定ファイルを作成しますが、初回起動時にそのパスが存在しないという事でエラーが出るんですよね。でも更新履歴には既に直したとかあるような…とりあえず「続行」をクリックして作業を続ける事にします。

そんな画面出なかったけど?という事であればスルーでOKです。

仮想デバイスドライバのインストール

Controller 1タブのすぐ下にあるEnable 0 Mapped Devicesをクリックします。

すると自動でIssuesタブが開いて仮想デバイスドライバのインストールを催促されるかと思います。

この画面が表示されなかった場合は次のステップは飛ばしてくださいね?

エラー内容の右側にあるInstallをクリックして少し待ちます。エラーが消えて画面の下の方にOKっぽいメッセージが表示されたら仮想デバイスドライバのインストールは完了です。

コントローラの追加

Controller 1タブに戻って画面右側の+Addをクリックします。

コントローラを選択(背景を青の状態に)してAdd Selected Deviceをクリックします。

ちなみに私の場合はデュアルショック2をエレコムのUSBゲームパッドコンバータ(既に販売終了しているかなーり古いやつ)経由で接続しています。てかなぜWiseGroup…

コントローラの設定

画面はこんな感じになったでしょうか?

これでようやくコントローラの設定に入れます。

Generalタブ

まずはGeneralタブから、と言うかここがほぼ全てみたいなもんですけど。

Auto設定を試してみる

最初にAuto設定を選んでちょっと楽をしてみようと思います。それほど面倒な作業というわけでも無いですが、これ一発でOKだったら楽チンでいいなぁ…という事でAutoをポチっとな。

確認ダイアログが表示されるのでYesをクリック。

うん、全滅ってわけじゃ無いけどやっぱダメかなこれは…ボタンもズレまくってるしトリガーにスティックがアサインされて押しっぱなし状態だったりしますし。

とは言うものの接続しているコントローラの種類によってはバッチリうまくいっちゃう場合もあるかもしれないので、1回くらいはダメ元で試してみるといいかもしれません。

コントローラの手動設定

ここではAutoで設定した内容を一度Clearしてから設定し直しましたが、全て削除しなくても修正したい部分だけ個別に設定し直すのもありかと思います。

設定したいボタンをクリックするとプルダウンメニューが開くので、[Record]をクリックしてからアサインするコントローラのボタンを押すかスティックを倒して決定します。

入力待ち状態の間、画面中央のコントローラ画像に「今、設定中のボタンはここですよ?」的な感じで赤いが点滅するので確認しながらやるのがよろしいかと。

ひと通り設定が済んだら画面右上のSave Allをクリックして一旦保存しておきましょう。

スティックとD-Padの設定について

上の画像のスティックとD-Padの上下左右の部分が全て空欄なのが気になるかもですが、スティックはStick Axis XとStick Axis YでX軸とY軸に、D-PadはPOV(十字ボタンとかハットスイッチ的な)としてまとめて設定してあるので、この上下左右の個別設定はスティック以外のボタンに割り振りたい場合に使うのかな?と思われます。

尚、このX軸・Y軸を設定する際にStick Axis Xはスティックを右、Stick Axis Yはスティックを上に倒して設定する必要があります。左右・上下のどちらでもいいわけではない事に注意してください。

十字ボタンは[Record]ではなくプルダウンメニューから設定します。

設定が正しく出来ているかの確認は実際にコントローラを操作してみましょう。操作したボタンやスティックに対応する部分が画面中央のコントローラ画像に緑の(スティックは+)で表示されます。下の画像はLボタンとRボタンを同時に押した例です。

デッドゾーンの調整

デッドゾーンというのはいわゆるスティックの遊びの事です。基本的にエミュレータやゲーム側で設定する場合が多いと思うので、x360ce側での設定は特に必要無いはずですが一応ここから設定出来ますよという事で。

Left Stickタブ

Left Stickタブを開いてX軸とY軸のDead Zoneを設定します。ここではそれぞれ20%にしてありますが、お好みで増減してもらって構いません。

こんな感じでいいかな?と思ったらRight Stickのタブも開いて同様に設定します。

振動の有効化

デフォルトでは無効化されているので有効化したい方は変更しておきましょう。

Force Feedbackタブ

Force Feedbackタブを開いてEnableにチェックを入れると振動するようになるはずです、たぶん。たぶんと言うのはぶっちゃけまだ動作確認をしていないので…という事でそこはご容赦を。

設定の保存をお忘れなく

設定は以上です、最後にSave Allをクリックして保存を忘れないようにしましょう。

仮想デバイスドライバの削除

これは最初にインストールした仮想デバイスドライバが不要になった際のアンインストール手順です。

公式のヘルプにあるので当エントリーにも一応書いておきますが、別に不要になったわけでもないなら削除しないでくださいね?

Optionsタブ > Virtual Deviceタブ > ViGEm Bus右側のUninstallをクリック。

x360ceの導入完了!

これでx360ceの導入とコントローラ設定は完了しましたが、ここで設定したコントローラをXInput接続で認識させる為には必ずx360ceを起動しておく必要がある事に注意してください。

なので、一旦x360ceを起動させてから最小化するとx360ceはタスクトレイに入るので常にその状態にしておく事になるかと思います。それでは当エントリーはひとまずここまでという事で。