PS3エミュ RPCS3の導入と初期設定など

RPCS3 公式サイト トップ

登場してからもう何年も経過しているので詳しく説明されているサイトはいくつもありますが、当サイトでも一応ね?という事でPS3エミュ RPCS3の導入と設定についてまとめてみました。

とりあえずシステムだけ日本向けの設定にしておけば後はデフォルトのままでも特に問題無く遊べるようにはなっているので、人によってイジる可能性がありそうな項目だけ機械翻訳につっこんでみました的な感じでさらっと書いてみたいと思います。

当エントリー執筆時のRPCS3のバージョン

2020/9/15時点で最新のv0.0.12-10881 Alphaでの設定内容になります。

公式の設定ガイド

当エントリーは以下の公式ガイドを参考にしています。

RPCS3導入の事前準備

本題に入る前にRPCS3の導入にあたってハードウェア要件と起動に必要なファイルの確認です。

ハードウェア要件

軽いゲームからめっさ重いゲームまでピンキリなのであくまでも目安という感じですが。

CPUGPURAM
最小x64対応CPUOpenGL 4.3以上4GB
推奨Intel Haswell以降の4コア(HT)または6コア以上
AMD Ryzen 6コア(SMT)または8コア以上
最新のAMDまたはNVIDIA
Vulkan互換GPU
8GB以上

RPCS3の導入に必要なファイル

RPCS3の導入には以下のファイルが必要です。

RPCS3の導入に必要なファイル

  • PS3のファームウェア(PS3UPDAT.PUP)
  • Visual Studio 2019用 Visual C++ 再頒布可能パッケージ

最新版のファームウェアがPS3の公式サイトからダウンロード出来ます。

Visual Studio 2019用 Visual C++ 再頒布可能パッケージはVisual Studio公式サイトからどぞ。

RPCS3の導入

それではRPCS3のダウンロードからファームウェアのインストールまでの手順です。

RPCS3のダウンロード

RPCS3本体はRPCS3公式サイトからダウンロードします。

RPCS3のインストール

任意のフォルダに展開するだけです。

RPCS3の初回起動

rpcs3.exeを実行すると初回起動時にWelcome Screenが表示されるので「クイックスタートガイドを読みました」と「次回から表示しない」的な意味の2箇所にチェックを入れてContinueをクリックします。

ここでチェックを入れておかないと次の起動時にもこの画面が表示されますが、またその時にでもチェックを入れるか設定のGUIタブから非表示にする事も可能です。

ファームウェアのインストール

メニューのFile > Install FirmwareをクリックしてPS3UPDAT.PUPを選択します。

インストール完了のダイアログを閉じるとPPUのコンパイルが始まるのでしばらくそのままで。

たまーに赤いログが流れるので少々気になりますが大丈夫でしょう、たぶん。

RPCS3の設定

初めにも少し書きましたがRPCS3の設定は基本的にデフォルトからほとんどイジる必要がありません。なので人によっては変更するかもしれない項目をピックアップして、特殊な使い方や趣味の領域に入るような部分は端折らせていただきましたという事でひとつご容赦を。

メニューのConfiguration > CPU、またはツールバーのConfigアイコンをクリックします。CPU以外にもずらーっと項目が並んでますが設定画面のタブが全て展開されているだけです、念の為。

とか言いつつPadsだけはタブに無いので一旦閉じてから設定する事になりますけど。逆にメニューにはNetworkとRPCNが無いですが…そこはまぁ別にいいか。

Padsの設定画面だけ他よりウィンドウサイズがひと回り大きいので恐らくそれが理由かと。

尚、各項目の説明は機械翻訳につっこんだものを若干手直ししていますが、実は私も何を言っているのかよくわかってない事が多々あるので注意して下さい。

CPUタブ

まず基本のCPUタブから。

パフォーマンスを少しでも改善したい場合にAdditional SettingsかSPU Block Size辺りをイジってみるくらいで、基本的にはデフォルトでいいと思います。

PPU Decoder

デフォルトのRecompiler(LLVM)が推奨ですが参考までに。

LLVMリコンパイラ:ゲームを初めて実行する前にゲームの実行ファイルを一度だけ再コンパイルします。圧倒的に高速なオプションであり常に使用すべきです。互換性の問題に直面した場合はインタープリタに戻して再試行してください。

インタプリタ (高速):最速のインタプリタです。正確さとスピードをトレードし、正確なオプションと比較してもゲームを壊すことはほとんどありません。LLVMリコンパイラが失敗した場合に試してみてください。

インタプリタ (正確):最も正確なインタプリタでゲームが壊れることはほとんどありませんが、ゲームをプレイするには非常に時間がかかります。奇妙なバグやクラッシュが発生した場合、最後の手段としてこれを試してみてください。

SPU Decoder

PPU Decoderと同じでこちらもデフォルトのRecompiler(LLVM)を推奨しますが、PPU Decoderより1つ選択可能な項目が多いので一応。

LLVMリコンパイラ:非常に良い互換性を持つ最速のオプションです。実行前にゲームのSPU LLVMキャッシュを再コンパイルします。問題が発生した場合はASMJITリコンパイラを使用してください。

ASMJITリコンパイラ:互換性の高い高速なオプションです。

インタプリタ(高速):ASMJITリコンパイラより低速ですが、インタプリタ(正確)より大幅に高速です。ゲームでこのオプションが必要になることはほとんどありません。

インタプリタ(正確):非常に遅いですが、ゲームによっては壊れたグラフィックを修正できるかもしれません。

何れにしてもインタプリタを使う事はまず無いと思ってよさそうです。

Lower SPU Thread Priority

SPUスレッドの優先度を下げる的な感じでしょうか。

PPUスレッドより優先度の低いSPUスレッドを実行します。通常i3やi5では高速ですが、i7やRyzenでは遅くなったり違いがなかったりします。

とりあえずIntel Core i3かi5の場合は速くなるかも?という事なのでチェックを入れてます。

TSX Instructions

有効化した方がパフォーマンスはよくなるんじゃないかとは思います、たぶん。

残念ながらCore i5-9400では脆弱性?だったかの関係で無効化されてるらしいんですねこれが…i5-9500にはついてるみたいですけど。てかVT-XみたいにBIOSでON/OFF出来ればいいのに。

SPU Block Size

SPUブロックサイズ、と言われてもぶっちゃけよくわかりませんが

このオプションはSPUアナライザー、特にコンパイルされたユニットのサイズを制御します。MegaモードとGigaモードは、より小さなユニットを1つにまとめることでパフォーマンスを向上させ、コンパイルされたユニットの数は減少しますがそのサイズは大きくなります。互換性を最大化するにはセーフモードを使用してください。

設定を変更する場合はひとまずMegaで様子を見るのがよさそうです。

Preferred SPU Threads

優先SPUスレッド…これは小さくするのもありなの?

SPUステージの中にはレースの状況に敏感なものがあり、一度に限られた数を許可することでパフォーマンスの停滞を緩和することができます。この値を小さく設定するとパフォーマンスが向上し、ゲームによってはスタッタリングが減少することがあります。最適な値は個々のゲームや使用している特定のCPUに依存するので、ユーザー自身が異なる値を試す必要があることに注意してください。小さな値を設定したときにパフォーマンスに悪影響がある場合はこの設定を「自動」のままにしておきます。

あながち間違ってはいないようですが、よくわからなければAutoが無難でしょうか。

GPUタブ

ここはVulkanとOpenGLの切り替えくらいかな?とは思いますが。

Renderer

デフォルトはOpenGLですが

OpenGLが最も正確なレンダラーであるのに対し、Vulkanは最速のレンダラーです。確信が持てない場合はVulkanを使用してください。Vulkanを使用する際に互換性の問題がある場合はOpenGLにフォールバックしてください。

という事です。私もVulkanにしたら確かに速くなったと感じる事があったので、特に問題が無い限りはVulkanにしています。

Framelimit

Framelimitはオンにした方がいいかと思ってたら

ほとんどのゲームにはフレーム制限が組み込まれておりその上にRPCS3のリミッターを追加すると、上限に達していなくてもパフォーマンスが低下するだけです。オフの方がパフォーマンスが高いため最適なオプションです。フレームリミッターがないとゲームの実行速度が速すぎる場合にのみ使用します。

という事でした…ぐぬぬ。

Multithreaded RSX

項目名にマルチがついてるとオンにした方がいいような気もしますが

一部のハイコアプロセッサのパフォーマンスが向上する場合があります。余分なワーカースレッドの負荷により状況によっては速度が低下することがあります。

という事なのでちょっと悩ましい感じでしょうか、私の環境(6コア)ではハイコアというほどでも無いのでやめておきましたけど。

Audioタグ

ここはどこもイジっていな…あ、一箇所だけイジった気が。

Enable Time Stretching

イジるとしたらここくらいでしょうか。

クラックルノイズとスタッターをさらに低減しますが、低速のCPUではオーディオ品質が著しく低下する可能性があります。

という事なのでそこそこのCPUならチェックを入れてみてもいいかもしれません。

I/Oタブ

キーボードやマウス・カメラの設定なので必要無ければデフォルトのままでOKです。

Systemタブ

このタブだけちゃんと設定しておけば後は全てデフォルトでも問題無いかと思います。

Console Language

特別な理由が無い限り普通はJapaneseですね?

Enter Button Assignment

ここはEnter with circleで、いわゆる「○で決定」というやつですね。この設定をしていないとどのゲームも「殺意の階層」状態になります(意味がわからない方はスルーで…)

Disk Cache

Clear cache automaticallyにチェックを入れると古いキャッシュが設定したサイズを超えた場合に自動で削除してくれます。こまめに自分で消してる人には不要な設定かも。

Keyboard Type

一応Japanese Keyboardに設定しておいた方がいいような。

Networkタブ

ここはデフォルトのままにしてあります。

Advancedタブ

ここは特にイジるような項目は無さそうな感じですかね。

と言うよりちゃんと理解している人以外はイジらない方がよろしいかと。

Emulatorタブ

RPCS3 wikiにはここまでの設定についてしか書かれていなかったので、このEmulatorタブ以降は私が適当にピックアップした項目の簡単な説明だけになります。

あとはその訳を読んで設定するかしないかは好きなようにしてくださいという事でひとつ。

Emulator Settings

  • Exit RPCS3 when process finishes
    プロセスが終了したらRPCS3を終了
  • Automaticall start games after boot
    起動後のゲームの自動起動(※ここはチェックを外さない方がよさげです。
  • Start games in Fullscreen mode
    フルスクリーンモードでゲームを開始
  • Prevent display sleep while running games
    ゲーム実行中のディスプレイのスリープを防止
  • Show trophy popups
    トロフィーのポップアップを表示
  • Use native user interface
    ネイティブユーザーインターフェースを使用
  • Show user compilation hint
    ユーザーのコンパイルヒントを表示する

Use native user interfaceですが、左がチェックありで右がチェックを外した場合の表示です。

Viewport

  • Ignore doubleclicks for Fullscreen
    ダブルクリックでのフルスクリーン切り替え無効化
  • Ignore keyboard hotkeys
    キーボードのホットキーを無効化
  • Show mouse cursor in Fullscreen
    フルスクリーンでのマウスカーソルの表示
  • Hide mouse cursor in idle
    アイドル時にマウスカーソルを隠す
  • Resize game window on boot
    起動時にゲームウィンドウのサイズを変更する

上記以外の項目

これ以外の項目は特にイジらなくていいか趣味の領域という事で割愛させていただきますね?

GUIタブ

インターフェースの見た目(色やアイコンなど)や初回起動時の画面(Welcome Screen)・各ダイアログを表示するかしないかという設定ばかりなのでここはもう本当に好きなようにしていただければ。

UI Stylesheets

いわゆるテーマと言えばいいでしょうか、UIのデザインをプルダウンメニューから選択します。すぐ下のApplyをクリックで即反映されます。

UI Colors

アイコンなどの色を任意に変更したい場合にチェックを入れてそれぞれ設定します。

UI Settings

そのまんまですがUI設定です。

  • Restore default settings
    デフォルトの設定に戻す
  • Save current settings
    現在の設定を保存
  • Open configuration folder
    設定フォルダを開く
  • Load Settings
    設定の読み込み

UI Options

これもそのまんまUIオプションです。

  • Show Welcome Screen
    ウェルカム画面を表示
    ※RPCS3を起動した時、初回起動時のダイアログを表示します。
  • Show Exit Game Dialog
    終了ゲームダイアログを表示
    ※ゲームウィンドウを閉じる時、確認ダイアログを表示します。
  • Show Boot Game Dialog
    ブートゲームダイアログを表示
    ※他のゲームの実行中にゲームが起動された時、確認ダイアログを表示します。
  • Show PKG Installation Dialog
    PKGインストールダイアログを表示
    ※パッケージのインストールに成功した時、ダイアログを表示します。
  • Show PUP Installation Dialog
    PUPインストールダイアログを表示
    ※ファームウェアのインストールに成功した時、ダイアログを表示します。

Check for updates on startup

起動時の自動更新チェック設定です、RPCS3は更新頻度が高いので私はNoにしています。

  • Yes
    RPCS3の起動時に自動で更新チェックを行い、更新があった場合は更新確認ダイアログが表示されます。Yesで更新後に再起動、NoでBackgroundと同様の表示になります。
  • Background
    RPCS3の起動時に自動で更新チェックを行い、更新があった場合はウィンドウ右上にUpdate Available!と表示されます。その表示部分をクリックしてDownload Updateを選択すると更新確認ダイアログが表示されます。
  • No
    自動更新チェックを無効化します。

左が更新確認ダイアログで、右がウィンドウ右上に表示されるUpdate Available!です。

Discord

  • Use Discord Rich Presence
    Discordのリッチプレゼンスを使用する。

なぜか最近どのエミュレータにもついている項目です、私はチェックを外してますけど。

設定が済んだら保存を忘れずに

ひと通り設定が済んだら画面右下のSaveをクリックして現在の設定内容を保存します。

Pads(コントローラ)設定

メニューのConfiguration > Pads、またはツールバーのPadsアイコンをクリックします。

Handlers

プルダウンメニューを開いて使用するコントローラの接続(入力API)を選択します。

  • Null
  • Keyboard
  • DualShock 3
  • DualShock 4
  • XInput
  • MMJoystick

DirectInputの場合はMMJoystickを選択します。

Devices

Handlersで選択した接続のコントローラをプルダウンメニューから選択します。コントローラが1つしか接続されていない場合は自動で設定されるので特に気にしなくてもよろしいかと。

各ボタン・スティックの設定

接続によってはデフォルトで設定されているので特に変更する必要が無ければそのままで、そうでない場合は自分の使いやすいように設定します。

ボタンやスティックの設定については設定したい部分をクリックしてからアサインしたいコントローラのボタンを押すかスティックを倒せばOKです。

Enable Vibration

振動設定です。デフォルトで入っているLargeとSmallのチェックを外すと無効化されます。Switchにチェックを入れると振動の強弱が逆になる感じでしょうか?実は未確認なのでたぶんそうじゃないかという程度に思ってください。

Analog Stick Deadzones

スティックの遊びを調整します。数値で表示されないのが悩ましいところですが、とりあえずここでは目分量で適当に設定しておきましょう。プロファイルを作成すれば後から設定ファイルを開いて直接数値を編集する事も可能になります。ただ、他のエミュレータのように単位が%ではないようなので微妙にわかりにくいですけど。

プロファイルの保存場所については次のProfilesの項を参照して下さい。

ファイルがみつかったらテキストエディタで開いてLeft Stick Deadzoneで検索します。数値はスライドをどれだけ動かしたかで変わってきますが、あとはLeft Stick DeadzoneRight Stick Deadzoneの値を揃えるなり変更するなりしてから上書き保存すればOKです。

Profiles

ウィンドウの位置的には右上なので始めの方で説明するべきだったかもしれませんが、設定が済んだら名前をつけて保存的な流れにしたかったので最後にしてしまいました。

プロファイルを作成して設定を保存します。Add Profileをクリックするとダイアログが表示されるので、任意の名前を入力してOKをクリックすると現在の設定内容でプロファイルが作成されます。

プロファイルは以下の場所に保存されます。

RPCS3本体と同じフォルダ\InputConfigs\接続名(XInputとかMMJoystick)\プロファイル名.yml

さすがにこれではちと見辛いので具体的な例だとこんな感じに。

C:\rpcs3\InputConfigs\MMJoystick\DualShock2.yml

設定が済んだら保存を忘れずに

ひと通り設定が済んだら画面右下のSaveをクリックして現在のコントローラ設定を保存します。

RPCS3の導入完了です!

さらっと書くつもりが書き終わってみれば結構大変でした…RPCS3のリリースからかなり出遅れているので既に今更な情報ばかりだったかもしれませんが、これからRPCS3を使ってみようという方のお役に立てば幸いです。

私としてはようやくRPCS3がマトモに動かせる環境になったばかりなのでまだ色々とチェックしたい事はありますが、ひとまずこんな感じでしばらく様子を見てみたいと思います。