GBAエミュ VBA-Mの設定ファイルを本体と同じフォルダに配置する
GBAエミュと言えばmGBAが出てくる辺りまではこのVBA-M(VisualBoyAdvance-M)一択と言っていい状況ではなかったかと思いますが、更新が途絶えてからは「もうGBAはマルチエミュでいいかー」と思い始めた事もあって、しばらく起動する事は無くなっていました。
ところが少し前にGitHubで最新バージョンがリリースされていたので久しぶりに起動してみたところ、ちょっと気になる事があったのでその件について書いてみたいと思います。
設定ファイルが本体と同じフォルダに作成されない
最近のエミュレータではこの方式がスタンダードになりつつある感じですが、最新バージョンのVBA-Mは初回起動時に以下の場所に設定ファイルを作成するようになっていました。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\visualboyadvance-m\vbam.ini
この辺りは使う人の好みにもよるでしょうが、私としては出来れば設定ファイルは本体と同じフォルダに置いといて欲しい派ですので、と言うか少なくともバージョン2以前までは普通にそうなってたはずなんですけどね?
Citraのように複数のバージョンを使い分けたい場合は、システムファイルやセーブデータの共有が可能なのでこの方が良い場合もありますが、だったら保存フォルダのパスが指定出来ればいい話かなと思うんですよ。
とりあえずそれで出来たらラッキーという事で、portable.iniやportable.txtという名前のファイルを本体と同じフォルダに置いてみましたが残念ながら効果は無かったので、仕方なくググってみたところその方法がわかりました。
本体と同じフォルダに設定ファイルを作成
知ってしまえば何てことはありませんが、VBA-Mの起動前に本体と同じフォルダにvbam.iniという名前の空ファイルを作成しておくか、既に作成済みのvbam.iniがあればそれをコピーまたは移動しておきます。そうすると起動後からそのファイルが使用されるようになり、新規にフォルダや設定ファイルが作成される事はありません。
なので、正確にはVBA-Mの機能で本体と同じフォルダに設定ファイルを作成させる事は出来ませんが、本体と同じフォルダにvbam.iniがあればそちらを参照するようになる、という感じでしょうか。
て事は、過去バージョンのvbam.iniがフォルダに残ったままだったら、その事に気付かず普通に使えてた事になりますが…まぁ知らないよりは知っておいた方がいいだろうという事でよしとしましょう。
個人的には一番使いやすいGBAエミュです
数年ぶりにVBA-Mを起動してみましたが、やはりマルチエミュと比べると格段に扱いやすいとあらためて感じました。mGBAも悪くは無いんですけどね、VBA-Mは長く使っている分だけ思い入れがあるのかもしれません。
しかしこうなるとアレです…今はレトロな機種はまとめてRetroArchかBizHawkで何とかならないかとあれこれ模索中だったりしますけど、ムリにマルチエミュに全部任せようとしなくてもいいんじゃない?という気もしてくるから困ったものです。