PS2エミュ PCSX2に自動GSハードウェア修正機能が追加
プラグイン方式を廃止した辺りから急激に進化しているように思えるPCSX2ですが、開発版にGameDBの内容からGSハードウェアの設定を自動的に修正してくれる機能が追加されています。
現時点ではまだこのPRをマージした安定版はリリースされていないので開発版のみの機能ですが、これで更に面倒な設定が減るかと思うとありがたい話ではあります。
2022/3/15時点で最新の開発版 v1.7.2455での内容になります。
PCSX2 開発版のダウンロード
わざわざ古いバージョンをダウンロードしなければ修正は含まれているはずです。
PRの内容はこちらで確認出来ます。
追加された機能に相当する項目
今回のPRで追加された機能は自動GSハードウェア修正という事ですが、これは設定画面で言うと以下の項目が該当すると思われます。(違ってたらすいません…)
- Graphics Settings > Renderer タブ > Hardware Mode の一部の項目
- Graphics Settings > Hacks タブの Renderer Hacks と Upscale Hacks の項目
GameDBの内容については次のページかバイナリに同梱されている /docs/GameIndex.pdf を参照してください。
ただし、今回はあくまでも機能が追加されたというだけでGameDBの設定はまだまだこれからな感じなので現時点では過剰な期待はしない方がよさそうな気がします。
自動GSハードウェア修正の有効化
このGameDBからの自動GSハードウェア修正を有効化するには Manual HW Hacks のチェックを外す必要があります。このチェックが入っているとその画面での設定内容が有効(上書きかも?)になります。
もし自動設定が効いてないと思ったら関係無いかもしれませんが一応こちらも確認してみてください。それ以前にGameDBにそのゲームに関して何も設定されてない可能性も考えられますけど。
システム >Game Settings >自動ゲームフィックス にチェック
内部解像度を上げた時の縦線はマニュアルで対応
現時点では内部解像度を上げると問題が発生するような場合には対応していないと思われるので、今まで通りこちらのエントリーで書いた方法で対応する必要があるかもしれません。
v1.7.2473の時点でテイルズオブシンフォニア、ワイルドアームズなどに修正が入っていたので、上記の問題が発生するゲームにも順番に対応はされていくものと思われます。(でもwildArmsHackが違うゲームで有効化されてるような…)
今後その辺りも何とかしてくれるようになるのかわかりませんが、何れにしても近い内にゲーム毎の設定も可能になるはずなのでそれと併用すれば何とか出来るのではないかと思います、たぶん。