GBAエミュ mGBA 0.7.2リリース正式版でも高解像度化が可能に

2019/05/26リリース情報GBA,mGBA

mGBAの開発版で高解像度化が可能になったというエントリーを少し前に書きましたが、今回のリリースで正式版にもその機能が実装されたようです。

ただ、開発版とは設定方法が変わったらしく一体どこからやるのよ？状態だったので、0.7.2のバージョンアップ内容と併せてその設定方法について書いてみたいと思います。

コンテンツ

1. mGBA 0.7.2のバージョンアップ内容
2. mGBA 0.7.2での高解像度化設定
3. さらに出来るようになったmGBAとmedusaの近況

mGBA 0.7.2のバージョンアップ内容

例によって公式サイトの更新履歴をGoogle翻訳にツッコんで若干体裁を整えただけといういつものアレですがどうぞ、てか今回は結構長いです。

mGBAの新しいリリース、バージョン0.7.2が利用可能です。このバージョンは多くの安定性と正確性の修正が含まれているバグ修正リリースです。特に、3DSバージョンはCFW以外のNew 3DSにハングしなくなりました。カットの後に、広範囲にわたる変更点のリストが続きます。
エミュレーションの修正
GB：IEとIFの未使用ビットが設定されている場合のHALTを修正しました（修正＃1349 ）
GB Timer：TACへの書き込み時のタイミング調整を修正しました（fix ＃1340 ）
GBビデオ：ウィンドウの中央を変更するウィンドウの修正（＃1345を修正）
GBビデオ：より多くのウィンドウエッジケースを修正しました（修正＃1346 ）
GBA：規格外のサイズのROMのRTCを修正しました（フィックス＃1400 ）
GBA DMA：DMA0-2の長さを修正（＃1344を修正）
GBAメモリ：モード3と5でのOBJメモリへの書き込みを修正
GBAメモリ：ミラーリングされたBG VRAMへの書き込みを禁止します（修正＃743 ）
GBAビデオ：スケールファクタの変更によるケースラインのスキャンラインキャッシュの修正
GBAビデオ：スプライトモザイククランピングの修正（＃1008の修正）
GBAビデオ：変換されたスプライトにモザイクを実装する（fix ＃5 ）
その他の修正
3DS：コア2がスレッド化されたレンダラーに使用できるようにしました（fix ＃1371 ）
All：いくつかのメモリリークを修正しました
GBコア：WINとOBJが入れ替わるのを修正
GBA：不規則なサイズのROMでBIOSをスキップするのを修正
CMake：.debのimagemagickの依存関係を修正
FFmpeg：初期化の信頼性とクリーンアップの向上
FFmpeg：音声変換でギャップが生じる問題を修正
LR35902：いくつかのCBプレフィックス命令の逆アセンブリを修正しました
LR35902：逆アセンブリの末尾の空白を修正
Qt：その他のアプリメタデータの修正
Qt：最近のアーカイブからのロードを修正しました（修正＃1325 ）
Qt：オーバーライドが破棄されるのを修正しました（修正＃1354 ）
Qt：リサイズ時に保存されたスケールが設定されない問題を修正しました（修正＃1074 ）
Qt：スプライトビューアの拡大時のクラッシュを修正しました（修正＃1362 ）
Qt：ウィンドウに収まらないときのタイルビューアの倍率調整を修正しました
Qt：Qt Multimediaで早送りされた問題を修正しました
Qt：ネイティブFPSターゲットでの設定保存を修正しました
Wii：アスペクト比を修正（＃500を修正）
その他：
Qt：足りないHEVC NVENCオプションを追加しました（修正＃1323 ）
Qt：カメラの初期化を改善
Vita：フレーム描画速度を改善