マルチエミュ RetroArchでコア毎にウィンドウサイズを設定する

設定・使い方Libretro,melonDS,RetroArch

RetroArch 公式トップイメージ

RetroArchのウィンドウサイズは倍率で設定するとコアによってオリジナルの画面サイズやアスペクト比が異なるせいでやたら大きすぎたり妙に小さかったりするのが何とも悩ましいところです。

かと言ってウィンドウサイズを固定してしまうとアスペクト比の違うコアで画面が縦や横に引き伸ばされたりレターボックスのような空間が出来たりしてそれもちょっと嫌だなと。

そんなわけで当エントリーではmelonDSの設定を例としてコア毎にウィンドウサイズを設定する方法を紹介したいと思います。

事前に確認しておきたい設定

RetroArch終了時にその時の状態をメイン設定として保存されてしまうと困る場合があるので、まずは以下の設定を確認して無効化しておいた方がいいかと思われます。

設定 > 設定ファイル > 終了時に設定を保存 > オフ

意図的にオンにしているという方はこの限りではありませんが一応。

こちらの設定はお好みでいいと思いますが

設定 > 設定ファイル > グローバルのコア設定ファイルを使用 > オフ

この設定がオフだとconfigフォルダにコア単位でサブフォルダが作成されるので、コア毎の設定内容を参照したり削除したい時にわかりやすいです。内容によってはこれらのファイルを直接イジった方が早い場合も。

サブフォルダの内容

  • コア名.cfg:メイン設定にオーバーライドするコアの優先設定
  • コア名.opt:コアのオプション設定

この2つ以外の項目はオンでいいでしょう。

ここで設定を変更した場合は保存をお忘れなく。

メインメニュー > メイン設定ファイル > 現在の設定を保存

コア毎にウィンドウサイズを設定する

私の場合はメイン設定のウィンドウサイズを1280×960(アスペクト比4:3)にしているので、例えばスーファミやプレステのゲームではこんな感じになりますが

DSのゲームを起動するとこんな感じになってしまいます。

そこでDSでは画面を横並びにしてウィンドウサイズもそれにフィットするような設定にしてみます。

melonDSを使用した例

今回はmelonDSのコアを使用していますがDeSmuMEでも同じ手順でいけるはずです。DeSmuMEの方がオプションがちょっと、と言うかかなり多いですけど違いはそのくらいじゃないでしょうか。

melonDSを起動してクイックメニュー(F1押下)を開いた後は

設定 > ビデオ > ウィンドウモード > ウィンドウの幅と高さを任意の値に変更

DSの画面は上下共にアスペクト比が4:3なのでこれを横並びにした場合は8:3という事になりますね?なので横は1280のままで縦を480に変更してみます。

画面の横並びはmelonDSのオプションで変更するのでコア毎の設定とは少し話が違いますが、こちらも変更しないと思い通りのレイアウトにならないので併せてやる事にします。

メインメニュー > クイックメニュー > オプション > Screen LayoutをLeft/Rightに変更

先ほど変更したウィンドウサイズの設定をコアがmelonDSの時だけ有効になるようにします。

メインメニュー > クイックメニュー > オーバーライド > コアの優先を保存

以上でmelonDS用のウィンドウサイズ設定は完了ですが、この設定を反映させる為にはRetroArchを再起動する必要があります。

melonDSを起動した時だけこんな感じになっていればOKです。

melonDS以外はちゃんとメイン設定のサイズになっている事も確認しておいてくださいね?

コア毎に自分好みのカスタマイズを

これでコア毎にウィンドウサイズを設定出来るようになったのでアスペクト比の違いなど気にしなくてよくなりましたね。あとは古い機種だと大きくしすぎても画質が荒くなるだけなのでそこそこのサイズにしておくとか、せっかく高画質化出来る事だしもっと大きくしてみるとかお好きなように調整していただければと思います。

とりあえず自分が利用するコアで最も一般的だと思われるサイズをメインに設定しておいて、それとは違うコアだけ個別に設定すればそこまで大変な作業でも無いかと思いますんで、今までこういった設定方法がよくわからなくてRetroArchを使ってなかったんだよーという方はよろしければぜひお試しを。